THE STANDARD GROOVE

Stevie Wonder — For Once in My Life (1968) · Bass: James Jamerson

「同じ音の小節は一つもない。」

Far Out Magazine

この音を出すには、どんな機材が要るのか?

Cheat SheetFor Vol.01

ジェームス・ジェマーソンの音を探して

1962年製プレシジョン、3トーン・サンバースト、ローズウッド指板、べっ甲柄ピックガード、クロームのピックアップカバーとブリッジカバー。弦はラベラのヘビー・フラットワウンドで、切れたときだけ替えた。名前は「ファンク・マシーン」。

プロなら

セット予算약 ₩940만~$7,000+

  1. 1楽器1962年製プレシジョン · ジェマーソン・シグネチャー
  2. 2弦ラベラ 760M
  3. 3ミュートブリッジ・フォーム
  4. 4アンプアンペグ B-15
  5. 5ケーブルMogami Gold
  6. 6手人差し指一本
  7. 7トーンノブ70%インタビューの記録は食い違う。私は70%が一番近かった。

セッティング3行

  1. 接続

    ベース → モガミ → REDDI → XLRでインターフェースか卓へ。アンプでも聴くなら、REDDIのスルー端子からB-15へもう1本出す。

  2. ノブ

    ベースのボリュームは最大、トーン70%。B-15はジェマーソンの記録どおり、ベース最大、トレブル半分。REDDIのレベルは12時から始め、録音メーターが赤にならないところまで下げる。

  3. ウォームアップ

    REDDIとB-15は真空管だ。フェンダーは真空管アンプのウォームアップを15秒から数分と案内しているが、自分は15〜30分電源を入れておき、音が落ち着いてから弾く。ブーンというノイズが出たらREDDIのグラウンドリフトを上げる。

  • Fender James Jamerson 1962 Precision BassFender James Jamerson 1962 Precision BassFender James Jamerson 1962 Precision Bassラベラのフラットとフォームミュートまで記録どおり약 ₩400만$2,999.99

    ファンク・マシーンに一番近づける道だ。アルダーボディにニトロセルロース・ラッカーの3トーン・サンバースト、スラブ・ローズウッド指板、べっ甲柄のピックガード。写真のあの楽器だ。ブリッジカバー下のフォームとラベラ0760Mが付いてくる。違いは一つ、新品だということ。ジェマーソンは弦が切れたときしか替えなかった。最後のピースは自分の手垢だ。

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  • Fender Precision Bass, 1962Fender Precision Bass, 1962Fender Precision Bass, 1962実物 · 出品価格ベース약 ₩1,600만~2,100만$12,000–16,000

    正真正銘、あの時代の楽器だ。ただ1962年製という以外は個体ごとに全部違う。再塗装のボディ、交換されたネック、交換されたピックアップが混じっている。写真だけで買ってはいけない。自分ならこの金額でシグネチャーを買い、残りで録音する。

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  • La Bella 0760M Deep Talkin’ Bass OriginalsLa Bella 0760M Deep Talkin’ Bass OriginalsLa Bella 0760M Deep Talkin’ Bass Originals60年代モータウンのあの弦 · .052–.110약 ₩61,000$45.92

    ジェマーソンが使ったあの太さ、.052–.110のステンレス・フラットワウンド。張った最初は指が弦に負ける感じがする。それでいい。その張力が音を短く硬く切ってくれる。裏通しのブリッジには合わないので確認してから買う。

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  • Ampeg Heritage B-15NAmpeg Heritage B-15NAmpeg Heritage B-15N生産終了 · 中古で——

    録音はほとんど卓に直接つなぎ、B-15はクラブのステージで使った。ベースは最大、トレブルは半分。このヘリテージ・モデルは2013年の250台限定で、今は中古でしか手に入らない。家で15インチを鳴らすと、手より先に部屋が鳴る。

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  • A-Designs REDDIA-Designs REDDIA-Designs REDDI録音用 · B-15のプリアンプから着想약 ₩127만$950

    録音であの音が欲しいなら、アンプよりこちらが正解に近い。ジェマーソンの録音の大半はモータウンの卓に直接入ったからだ。REDDIはB-15のフロントエンドから着想を得た真空管DI。卓をそのまま再現したものではないが、つないだ瞬間に音が一歩前に出た。

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  • Mogami Gold InstrumentMogami Gold InstrumentMogami Gold Instrumentケーブルはこれ약 ₩113,000$84.95

    ジェマーソンがどんなケーブルを使ったかは記録がない。だからここは自分の好みだ。金メッキのノイトリック製ストレートプラグ、1mあたり130pFの低容量で高域が削られにくい。ケーブルで音を変えたいわけじゃない。手から出た音を失いにくくしたいだけだ。

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予算に余裕があるなら

楽器はアメリカ製でなくてもいい。メキシコ製フェンダーやサイアP5のような選択肢でも十分だ。予算と好みに合わせればいい。

セット予算약 ₩380만~$2,600+

  1. 1楽器フェンダー・プレシジョン · 米国製かメキシコ製
  2. 2弦ラベラ 760FS
  3. 3ミュート楽器用のマイクロファイバークロス
  4. 4アンプアンペグ・ロケット + 軽いコンプ
  5. 5ケーブルMogami Gold
  6. 6手2本指
  7. 7トーンノブ70%

セッティング3行

  1. 接続

    ベース → モガミ → M87 → 短いパッチケーブル → Ampeg RB-110。録音するときはアンプ背面のXLRダイレクトアウトを使う。

  2. ノブ

    ベースのボリュームは最大、トーン70%。RB-110はベース2時、ミッド12時、トレブル11時から始め、SGTはオフ。M87はレシオ4、ゲインリダクションのランプが2、3個だけ点くように。

  3. 仕上げ

    アンプのボリュームは最後に上げる。ノブを触る前に、まず手で強く弾いてみる。

  • Fender Custom Shop 1963 Precision Bass Journeyman RelicFender Custom Shop 1963 Precision Bass Journeyman RelicFender Custom Shop 1963 Precision Bass Journeyman Relicカスタムショップ · 第一候補약 ₩610만~660만$4,600–4,950

    スペックだけ見ればシグネチャーの双子だ。2ピースのアルダーにニトロセルロース・ラッカー、ハンドワウンドの’62ピックアップ、7.25インチ指板。違いは使い込んだようなレリック加工と、フォームミュートとフラット弦が入っていないこと。届いたらまず弦を替える。

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  • Fender American Professional Precision Bass (2026)Fender American Professional Precision Bass (2026)Fender American Professional Precision Bass (2026)2026年10月の新型약 ₩266만$1,999.99

    新しく出たアメリカン・プロフェッショナル。アルダーボディだが塗装はニトロセルロース・ラッカーではなくポリウレタン、指板は9.5インチでより平らだ。ピックアップは今風に整えたV-Mod IIIで、最初は音がはっきりしすぎる。フラット弦を張ってトーンノブで丸めればいい。弾きやすさはアメリカ製三本の中で一番だ。

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  • Fender American Professional Classic Precision BassFender American Professional Classic Precision BassFender American Professional Classic Precision Bassローズウッド指板のカラーで약 ₩213만$1,599.99

    ’60コーストライン・ピックアップにアルダー、ローズウッド指板。名前に’60が付いているせいか、アメリカ製三本の中であの時代の声に一番近く聞こえた。ネックはモダンCで手は楽だ。塗装はやはりポリウレタン。

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  • Fender Vintera II ’60s Precision BassFender Vintera II ’60s Precision BassFender Vintera II ’60s Precision Bassメキシコ製 · 60年代仕様약 ₩133만$999.99

    メキシコ製のフェンダー。アルダーボディ、スラブ・ローズウッド、7.25インチ指板、60年代初期のCネックまで、あの時代の仕様をなぞっている。塗装はポリエステルで、ニトロセルロース・ラッカーとは違う。アメリカ製の半額ほどで、見た目と弾き心地は一番近い。

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  • Sire Marcus Miller P5 Alder 4Sire Marcus Miller P5 Alder 4Sire Marcus Miller P5 Alder 4サイア · アルダー · 2ピックアップ약 ₩80만$599

    サイア・マーカス・ミラーP5。アルダーボディは同じだが、指板はローステッド・メイプルで色が明るく、ピックアップがもう一つある。ネック側のピックアップを中心に使えばいい。値段の割に作りが良く、レッスンに持ってくる人が多い。

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  • La Bella 760FS Deep Talkin’ Bass FlatsLa Bella 760FS Deep Talkin’ Bass FlatsLa Bella 760FS Deep Talkin’ Bass Flatsこの弦でOK약 ₩61,000$45.95

    760Mより一段細い.045–.105。同じステンレス・フラットワウンドだ。760Mがきつすぎたらこちら。初めてフラットを使う生徒には、まずこれを渡す。

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  • Ampeg Rocket Bass RB-110Ampeg Rocket Bass RB-110Ampeg Rocket Bass RB-110家で使いやすいサイズ₩620,000$299.99

    50Wに10インチ1発。60年代ロケット・シリーズの見た目を受け継いでいる。B-15のような形ではないが、家で使うならこれくらいがちょうどいい。ノブは全部真ん中から始め、ベースだけ少し上げる。

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  • MXR M87 Bass CompressorMXR M87 Bass CompressorMXR M87 Bass Compressor軽くかけるだけ₩275,600~324,570$209.99

    ジェマーソンの録音は卓で少し潰れ、少し歪んでいた。その潰れをペダルで真似る。レシオは低く、ゲインリダクションのランプが2、3個だけ点くように。それ以上潰すと音が平べったくなる。

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入門者なら

たぶん一番よく見られるのはここ。この構成でもあの味は出る。

セット予算약 ₩57만$429.99

  1. 1楽器スクワイヤー PJ
  2. 2弦付属の弦
  3. 3ミュート楽器用のマイクロファイバークロス
  4. 4アンプRumble 15
  5. 5ケーブルパックに付属
  6. 6手2本指
  7. 7トーンノブ15–20%Jピックアップのボリュームは0

セッティング3行

  1. 接続

    ベース → パック付属のケーブル → Rumble 15。これで終わり。

  2. ノブ

    プレシジョン・ピックアップのボリュームは最大、ジャズ・ピックアップは0、トーン15〜20%。Rumble 15はベース2時、ミッド12時、トレブル10時から始める。

  3. 仕上げ

    布を半分に折り、ブリッジのすぐ手前で弦の下に挟む。弦に軽く触れる程度に。

お手入れ

ローズウッドやローレルのような塗装されていない指板が前提。弦交換のたびにブラシで払い、オイルは数か月に一度、少しだけ。弦は?ジェマーソンは「汚れがファンクを守る」と言った。

  • MusicNomad F-ONE Fretboard Care Kit (MN125)MusicNomad F-ONE Fretboard Care Kit (MN125)MusicNomad F-ONE Fretboard Care Kit (MN125)キット · オイル+クロス+ブラシ+スクレーパー약 ₩27,000$19.99

    オイル、マイクロファイバークロス、指板ブラシ、プラスチックのスクレーパーが一箱に入っている。最初に一つだけ買うならこれ。弦交換のときにブラシでフレット際の汚れを落とし、オイルを少し塗り、クロスで拭き取る。

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  • MusicNomad F-ONE Oil (MN105)MusicNomad F-ONE Oil (MN105)MusicNomad F-ONE Oil (MN105)指板オイル · 2oz약 ₩12,000$8.99

    キットのオイルだけの単品。使い切ったらこれだけ買い直す。毎日弾くなら4〜6か月に一度で十分。たくさん塗る必要はない。

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  • Dunlop Formula 65 Ultimate Lemon Oil (6554)Dunlop Formula 65 Ultimate Lemon Oil (6554)Dunlop Formula 65 Ultimate Lemon Oil (6554)レモンオイル · メイプル不可약 ₩13,000$9.44

    レモンオイルを使いたいならこちら。メイプル指板には使わないようダンロップが明記している。ローズウッドやローレルのような塗装されていない指板だけに。

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最後は耳で決める

機材を全部揃えても、最初の音は違って聞こえる。それが普通だ。原曲と自分の音を交互に聴きながら、下から自分のケースを探せばいい。

  1. 音が終わっても「ウーン」と残る

    ミュートが当たりきっていない。フォームや布をブリッジ側にもう少し押し込む。音が「トン」で終われば正解。

  2. 部屋の中で音が潰れる

    まずノブを回さない。アンプを壁から手のひら一つ分離し、床から浮かせる。それでも潰れるなら、そのときにアンプのベースを少し下げる。

  3. きれいすぎて細い。今どきの音みたい

    弦をもっと強くはじく。そっと弾くとフラット弦でも細く鳴る。ジェマーソンは弦を撫でたのではなく、「叩いた」人だ。

  4. 指先から「カチカチ」という音が混じる

    トーンノブを10%ずつ下げてみる。それでも出るなら、弾く位置をネック側に一つずらす。

  5. 音と音がつながって流れる

    左手が長く押さえすぎている。押さえた指を少し浮かせて音を切る。休符も演奏だ。

  6. 原曲のように前に飛び出してこない

    ボリュームを上げずに手を大きくする。一音一音、ボールを弾ませるように弾く。ボリュームは手がやり切ってから触る。

  7. 新しい弦でキラキラしすぎる(入門セット)

    トーンノブを15〜20%まで下げ、布を少し深く挟む。弦は弾いているうちに勝手に老ける。そこからが本番だ。

正解は原曲だ。自分の耳が「近い」と言えば、それが正しいセッティングだ。

三つとも同じ:音は短く切る。

音は手から始まる。価格は2026-10-20時点の米国販売価格。

「For Once in My Life」が難しければ、ここから。

Practice

For Vol.01: Back to the 1960's. Like Motown.

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